一人暮らし用(部屋は6畳)のおすすめの除湿機を教えていただきたいです。
自分で調べても、結局どれがいいのか判断がむずかしくて。
という方も多いのではないでしょうか?
一人暮らしなら安価でコンパクトなものを選んでおけばOKと思っている方もいます。
しかし!
洗濯物を乾かしたいなら、本気のヤツを選んでおかないと、まさに安物買いの銭失いとなってしまいかねません。
私はガチで「洗濯物を乾かしたい派」です。
そこで本記事では「失敗しない!一人暮らしで部屋干しに最適な除湿機の選び方」を解説します。
本記事を読めば、一人暮らしの洗濯物をカラッと乾かせる1台に出会えます。
できる限り、安くて静かな商品を紹介しました。
除湿機選びに失敗したくない方には、実際にレンタルし、試してみて購入する方法も紹介しています。
一人暮らしの衣類乾燥に最適な除湿機の選び方
一人暮らしでの除湿機の利用方法は、ファミリーで使うものと選び方が異なります。
最適な除湿の選び方
目的に合った除湿機を選ぶ
除湿機を選ぶ際には、まず自分の目的を明確にしましょう。
- 部屋の湿気を取り除きたいのか
- 洗濯物を効率よく乾かしたいのか
によって選ぶべきモデルが異なります。
洗濯物を効率よく乾かしたい方にとって、ペルチェ式の除湿機は除湿能力が低いため、おすすめしません。
除湿方式を決める
除湿機には、
- コンプレッサー式
- デシカント式
- ハイブリッド式
- コンデンス式
- ペルチェ式
の5種類があります。
主目的が、部屋の湿気を取り除きたい場合は、コンプレッサー式、ペルチェ式にしましょう。
洗濯物を効率よく乾かしたい場合は、
- コンプレッサー式
- デシカント式
- ハイブリッド式
がおすすめです。
一人暮らしの部屋で、ハイブリッド式や高性能のコンプレッサー式除湿機を利用すれば、快適すぎて除湿機なしではいられなくなります。
除湿機の5方式の特徴はこちら
運転音が静かなモデルを選ぶ
運転音が静かなモデルは、在室中や夜間、勉強中にも気にならないのでおすすめです。
一人暮らしであれば、部屋数も少なく、マンションの1Kに住んでいる方も少なくありません。
1つの目安として、運転音が40dB以下の静音モデルを選ぶと良いでしょう 。
音の大きさ | 音の大きさのめやす |
---|---|
50デシベル | 静かな事務所 |
40デシベル | 昼間の静かな住宅地、図書館 |
30デシベル | 深夜の郊外、ささやき声 |
20デシベル | 木の葉のふれあう音 |
コスパの良いものを選ぶ
一人暮らしではコスパも重要です。
電気代を抑えつつ、高い除湿性能を持つモデルを選ぶことがポイントです 。
目安としては、1時間あたりの電気代が10円以下、定格除湿力は5〜10L/日を目安にしましょう。
コンパクトサイズを選ぶ
一人暮らしの部屋は限られたスペース(マンションで1Kなど)であることが多いです。
コンパクトサイズの除湿機を選ぶと部屋を圧迫せずに済みます 。
除湿機の通常サイズは、
- 高さ:700mm〜500mm※
- 幅:300mm〜400mm
- 奥行き:200mm〜300mm
※100mmは10センチです。500mmは50センチ。
が一般的です。
本体サイズの高さが550mm(55センチ)以下のものでも、1Kの部屋なら十分です。
部屋の広さ(適用畳数)にあったモデルを選ぶ
除湿機の適用畳数も確認しましょう。
自分の部屋の広さに合ったモデルを選ぶことで、効果的に除湿ができます 。
ただし、「定格除湿能力」・適用畳数を部屋の広さとピッタリのものではなく、大きめの除湿能力・サイズにしましょう。
便利機能を確認する
衣類乾燥や「空気清浄機能」などの機能がついているモデルは、多くの用途に対応できて便利です 。
「空気清浄機能」がついているモデルは、
- ウイルスの抑制
- 花粉やPM2.5などの有害物質の除去
- 生乾きの臭いの消臭
など活躍してくれます。
自分が求める機能を確認して最適な1台を選びましょう。
お手入れのしやすさで選ぶ
フィルターやタンクのお手入れが簡単なモデルを選ぶと、長期間にわたって快適に使い続けられます 。
最近の除湿機は、どのメーカーもお手入れがラクになるように工夫されています。
大容量タンクを選ぶ
タンク容量が大きいモデルは、水捨ての手間が少なく済むため、忙しい一人暮らしにピッタリです 。
除湿機を使う上で、水捨ての手間はできるだけ少なくしたいです。
「少ないタンクでも大丈夫じゃないの?」と決めつけてはいけません。
たとえ一人暮らしであっても、タンク容量は2L以上を目安にしましょう。
おしゃれなデザインで愛着のわく除湿機にする
デザイン性の高い除湿機は、インテリアとしても楽しめるため、愛着を持って使用できます 。
おしゃれなデザインの除湿機も多いです。
一人暮らしであれば、性能はもとより、見た目にも自分の部屋にあった1台を探しても良いでしょう。
除湿機の5方式の特徴
除湿機の除湿方式は、一般的に5つのタイプに分かれます。
それぞれの特徴を簡単に説明します。
コンプレッサー式の仕組み
※出典:一般社団法人 日本冷凍空調工業会
コンプレッサー式の除湿機は、冷媒を使用して空気を冷やして、湿気を除去します。
エアコンの除湿と似ていて、高温多湿の梅雨の時期や夏に効果的です。
メリット | デメリット |
---|---|
夏場に強力な除湿効果を発揮 消費電力が比較的低い | 低温時には効率が低下する 冬場は洗濯物が乾きにくい コンプレッサー搭載なので重い |
デシカント式の仕組み
※出典:一般社団法人 日本冷凍空調工業会
デシカント式の除湿機は、乾燥剤を使用し空気中の湿気を吸収します。
除湿した空気はヒーターで乾燥されるので、低温になりやすい冬場の除湿に効果的です。
メリット | デメリット |
---|---|
冬の低温時に高い除湿効果を発揮 ヒーターを使うので冬は暖かい 比較的コンパクトで持ち運びがラク 置き場所にも困りにくい | 高温環境では効率が低下 夏はヒーターで部屋が暑い 消費電力が高い |
ハイブリッド式の仕組み
ハイブリッド式の除湿機は、コンプレッサー式とデシカント式の両方のメリットを組み合わせた方式です。
いわゆる良いとこどり。
季節を問わずに使用でき、年間を通じて高い除湿効果を得られます。
メリット | デメリット |
---|---|
除湿能力がパワフル 季節や温度に応じて最適な除湿ができる 1年中部屋干しの衣類乾燥に困らない | 本体ボディサイズが大きくなりがち 価格が高くなりやすい |
コンデンス式の仕組み
コンデンス式の除湿機は、2つの熱交換器を使用して、湿気を凝縮(コンデンス)させて除去します。
フロンを使わないコンデンス式。
室温に左右されず、1年中しっかり除湿乾燥できる技術です。
メリット | デメリット |
---|---|
冬場に除湿乾燥能力が落ちにくい ノンフロンで環境に優しい ノンフロンなので廃棄しやすい 比較的コンパクトで軽い | コンデンス式製品は少ないので商品が限られる |
ペルチェ式の仕組み
ペルチェ式の除湿機は、ペルチェ素子を使用して空気を冷却し、湿気を冷やして除去します。
メリット | デメリット |
---|---|
コンパクトサイズ クローゼット(押入れ)や靴箱、トイレに最適 静かな動作音 | 除湿能力は低い リビングなどの広い部屋には不向き |
下の記事で、より詳しく解説しています。
一人暮らしに必要?除湿機があると便利な理由
一人暮らしに除湿機が必要な理由を紹介します。
「エアコンがあるから必要ない」という話をよく聞きますよね。
「私は本当にそうかな?毎日エアコンをつけるのも電気代がかかりそう。」と考えました。
わが家は、洗濯物の乾燥目的で14年前に除湿機を購入。
除湿機があれば、毎日洗濯OKで天気も関係なし。
部屋干し一日で、カラッと乾きますよ。
快適な環境を維持できる
除湿機は空気中の湿気を取り除き、室内の湿度を下げることで快適な環境を維持します。
湿気が少なくなることで、カビやダニの発生を防ぎ、健康的な生活をサポートします。
洗濯物を早く乾かせる
除湿機の大きなメリットは、何といっても部屋干しの洗濯物を短時間で乾かせることです。
コンプレッサー式やデシカント式の「衣類乾燥除湿機」は、洗濯物の生乾き臭を抑え、効率的に乾燥させることができます。
ハイブリッド式だと1年中、より効果的に除湿でき、部屋干しに困りません。
1台で多機能の活躍
最新の除湿機は、単なる除湿だけでなく、衣類乾燥や空気清浄が可能な製品が多いです。
さらに、多くはないですが、加湿機能の搭載モデルもあります。
たった1台で複数の役割を果たし、生活の質を向上させることができます。
電気代の節約になる
除湿機は省エネ性能が高く、エアコン乾燥や浴室乾燥にくらべ、長時間の使用でも電気代を抑えることができます。
一人暮らしの方で、コストパフォーマンスの良いモデルを選べば、電気代の節約に役立ってくれるでしょう。
下の記事で、より詳しく解説しています。
一人暮らし向け除湿機おすすめランキング厳選5商品
一人暮らし向けの部屋干しに、最適な除湿機を厳選して5つ紹介します。
メーカー 商品名 | パナソニック F-YHX90B 衣類乾燥除湿機 ハイブリッド方式 | パナソニック F-YZX60B 衣類乾燥除湿機 デシカント方式 | アイリスオーヤマ IJC-P70 衣類乾燥除湿機 コンプレッサー式 | トヨトミ TD-Z80N 衣類乾燥除湿機 デシカント式 | 山善 YDC-H60 除湿機 コンプレッサー式 |
---|---|---|---|---|---|
衣類乾燥時間 | 非常に早い | 非常に早い | 早い | 非常に早い | 早い |
除湿力 | 高い | 高い | 高い | 高い | 高い |
タンク容量 | 2.4L | 2.0L | 2.5L | 2.2L | 4.5L |
電気代の安さ | 安い | 安い | 安い | ふつう | 記載なし |
省エネ | エコナビ | エコナビ | 切り忘れ防止 タイマー | タイマー オートオフ | タイマー 自動オフ |
価格(目安) | 60,390円 | 29,800円 | 17,700円 | 19,937円 | 15,800円 |
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除湿機の選考条件(目安)※は下記のとおりです。
- 運転音が40dB以下
- 1時間あたりの電気代が10円以下
- 定格除湿力は5〜10L/日
- 本体サイズの高さが550mm(55センチ)以下
- タンク容量は2L以上
- 部屋の広さ(プレハブ)20畳以下
※目安ですので、すべての条件をクリアしている訳ではありません。
パナソニック「F-YHX90B」
一人暮らしにピッタリ。超おすすめの除湿機です!
項目 | 除湿機の詳細 |
価格(目安)円 | 60,390 |
除湿方式 | ハイブリッド式 |
衣類乾燥時間(分)※1 | 97 |
除湿力(L/日) | 6.5 |
部屋の大きさ(畳数) | 13畳(21㎡) |
本体サイズ:単位mm (高さ×幅×奥行×重量) | 335×470×250×10.5kg |
タンク容量 | 2.4L |
電気代※2 | 5.8円 |
省エネ機能 | エコナビ |
運転音 | 49dB |
静音機能 | 音ひかえめ43dB |
空気清浄機能 | ナノイーX 48兆 |
※1乾燥時間=衣類の量 約2kg相当「分/単位」
※2電気代は、1時間あたりの金額。
除湿機を購入する
パナソニック「F-YZX60B」
速乾機能を使って、洗濯物をすばやく乾燥さたい方におすすめ!
項目 | 除湿機の詳細 |
価格(目安)円 | 29,800 |
除湿方式 | デシカント式 |
衣類乾燥時間(分)※1 | 178 |
除湿力(L/日) | 5.6 |
部屋の大きさ(畳数) | 11畳(18㎡) |
本体サイズ:単位mm (高さ×幅×奥行×重量) | 459×190×357×6kg |
タンク容量 | 2.0L |
電気代※2 | 9.2円 |
省エネ機能 | エコナビ |
運転音 | 48dB |
静音機能 | 衣類乾燥音ひかえめ38dB 除湿38dB |
空気清浄機能 | ナノイー 花粉・ニオイモード |
※1乾燥時間=衣類の量 約2kg相当「分/単位」
※2電気代は、1時間あたりの金額。
除湿機を購入する
アイリスオーヤマ「IJC-P70」
「除湿と衣類乾燥」以外の余分な機能は必要なし!という方におすすめです。
1台あれば部屋干しに便利です。
項目 | 除湿機の詳細 |
価格(目安)円 | 17,700 |
除湿方式 | コンプレッサー式 |
衣類乾燥時間(分)※1 | 157 |
除湿力(L/日) | 7.3 |
部屋の大きさ(畳数) | 14畳(23m²) |
本体サイズ:単位mm (高さ×幅×奥行×重量) | 430×244×233×8.3kg |
タンク容量 | 2.5L |
電気代※2 | 6円 |
省エネ機能 | 2/4/6時間 切り忘れ防止装置 |
運転音 | ー |
静音機能 | 弱モード |
空気清浄機能 | ー |
※1乾燥時間=衣類の量 約2kg相当「分/単位」
※2電気代は、1時間あたりの金額。
除湿機を購入する
トヨトミ「TD-Z80N」
デシカント式の温風でしっかりと衣類を乾かします。
項目 | 除湿機の詳細 |
価格(目安)円 | 19,937 |
除湿方式 | デシカント式 |
衣類乾燥時間(分)※1 | 108 |
除湿力(L/日) | 8 |
部屋の大きさ(畳数) | 15畳(25㎡) |
本体サイズ:単位mm (高さ×幅×奥行×重量) | 476×212×320×6.1kg |
タンク容量 | 2.2L |
電気代※2 | 20円 |
省エネ機能 | 切タイマー2・4・8時間 10時間オートオフ機能付き |
運転音 | 48dB |
静音機能 | 室内除湿(エコ)35dB |
空気清浄機能 | ー |
※1乾燥時間=衣類の量 約2kg相当「分/単位」
※2電気代は、1時間あたりの金額。
除湿機を購入する
山善「YDC-H60」
項目 | 除湿機の詳細 |
価格(目安)円 | 15,800 |
除湿方式 | コンプレッサー式 |
衣類乾燥時間(分)※1 | 197 |
除湿力(L/日) | 6 |
部屋の大きさ(畳数) | 11畳 |
本体サイズ:単位mm (高さ×幅×奥行×重量) | 500×290×250×10.8kg |
タンク容量 | 4.5L |
電気代※2 | ー |
省エネ機能 | 8時間切タイマー 12時間自動OFFタイマー |
運転音 | ー |
静音機能 | ー |
空気清浄機能 | ー |
※1乾燥時間=衣類の量 約2kg相当「分/単位」
※2電気代は、1時間あたりの金額。
除湿機を購入する
一人暮らしの除湿機選びに迷ったらお試しレンタルもおすすめ
「除湿機の購入を検討しているけど、どれを選んだら良いか迷っちゃう」
という方には、レンタルという選択肢があります。
リーズナブルな値段で短期間、実際に使ってみてから購入を検討できるため、
「失敗を回避できる」というわけです。
除湿機をレンタルしてお試しする方法
除湿機をレンタルしてお試しする方法はカンタンです。
レンタルサービスを提供しているサイトで、気になる機種を選んで申し込むだけです。
以下は、一般的なレンタルの流れです。
まず、除湿機をレンタルできるサイトにアクセスします。
使用目的や部屋の大きさに応じて、気になる機種を選びます。
サイトには詳しい説明やレビューが掲載されているので参考にしましょう。
レンタル期間を選びます。
短期間から長期間まで、柔軟に選べる場合が多いです。
選んだ機種とレンタル期間を確認し、申し込みを行います。
配送先や支払い方法を入力します。
指定された日に除湿機が配送されます。
使い方がわからない場合や万一故障があっても手厚いサポートで安心です。
レンタルした商品は返却せずに、そのまま購入することが可能です。
使って気に入れば、商品を別購入する必要なく、とても便利。
レンタル期間が終了したら、指定の方法で除湿機を返却します。
返却方法もとても簡単にできるように工夫されています。
除湿機をレンタルできるおすすめのサイト「レンティオ(Rentio)」
「レンティオ(Rentio)」は、家電製品を手軽にレンタルできる人気のサイト。
除湿機のラインナップも豊富で、初めての方にも使いやすいサービスです。
レンティオの特徴
- 豊富なラインナップ
-
買うにはちょっと迷う最新モデルから人気の定番モデルまで、さまざまな除湿機を取りそろっています。
使用目的に合わせて自分に最適な機種を選べます。
- 柔軟なレンタル期間
-
「月額プラン」か「日数管理プラン」のどちらかからレンタル期間を選べます。
長期の使用から短期間のお試しが可能です。
- 簡単な申し込み手続き
-
オンラインで簡単に申し込みができて、すぐに使い始めることができ、初心者でも安心です。
- 返送もカンタン
-
コンビニ・郵便局などから、専用のバーコードひとつでカンタンに返送できます。
また、忙しい方や大型商品の場合には、便利な訪問集荷サービスも無料で利用可能です。
- 安心のサポート
-
使用方法がわからない場合や故障した場合でも、手厚いサポートで安心です。
問い合わせにも迅速に対応してくれます。
\ 除湿機の種類がダントツ豊富! /
送料無料!レンタル費用が安くお試ししやすい
まとめ「一人暮らしの衣類乾燥に役立つ除湿機の選び方」
本記事では、失敗しない、一人暮らしで部屋干しに最適な除湿機の選び方を解説しました。
紹介した除湿機の中には、安くて静かとは真逆のモノもあったでしょう。
しかし、洗濯物を乾かしたいなら、本気のヤツを選んでおかなければ除湿機がジャマになるだけです!
除湿機を買うなら、パワー(除湿能力)がないと、いつまでも干し続けなければなりませんからね。
除湿機選びに失敗したくない方は、実際にレンタルし、使ってみて購入する方法もとても良いです。
一人暮らしの洗濯物をカラッと乾かせる1台に出会えることを心から願っております。
一人暮らしにピッタリの除湿機を見つけよう!
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